仮想通貨界では日々新しい通貨が登場しています。高騰、暴落等で一時的に大きな話題となるものもありますが、それぞれの通貨の動向を追っていくのは難しいものです。
こちらの記事では度々話題となっている柴犬(シバイヌ)コインについてまとめてみました。
柴犬コインとは
まず、柴犬コインの基本情報を見ていきましょう。
- 製作者:Ryoshi
- 初版:2020年8月
- 種類:ミームコイン
- シンボル:SHIB
- 最大供給数:1,000,000,000,000,000枚
- ベース:イーサリウム
柴犬コインは同じ柴犬をモチーフとしたミームコインのドージコイン(DOGE)と混同されがちですが、ドージコインは2013年に初版され、柴犬コインはDOGEコインを模倣して作られた別のコインです。
柴犬コインは2021年10月に1週間で240%高騰し、当時は次に注目すべきミームコインはこれだとまで言われていました。柴犬コインは、億り人を生み出した事で話題を呼びましたが、その翌月にはなんと55%に暴落しました。
コロナ禍の2021年3月にはイーサリアムの考案者でもある起業家ヴィタリック・ブテリンが50兆SHIB(当時10億ドル相当)をインドの基金に寄付した事でも話題となっています。
また、ハイブランドのグッチはアメリカの一部店舗で12種類の主要仮想通貨での買い物が可能となっていますが、柴犬コインも利用可能な通貨の一つとなっています。
柴犬コインの状況は
柴犬コインは2021年10月頃のピーク以降、2024年2月ごろまではピーク時の4分の一程度の価格で推移していました。2024年2月になり価格が上昇を始め2024年12月現在では2021年10月頃のピーク時の半額程度まで価格が戻っています。
2024年2月の高騰の理由としては、独自のサイドチェーン、シバリウム(Shibarium)の運用が本格化し話題となったためや、仮想通貨全体の価格上昇に影響を受けたためだといわれています。
柴犬コインは今後どうなる
柴犬コインは独自の分散型取引所シバスワップ(ShibaSwap)や柴犬コインのメタバース空間シババース(Shibaverse)を開発するなど独自の発展を続けています。また、シバアーミーと呼ばれるコミュニティが確立されており、このコミュニティの存在が価格の維持につながっているといわれています。今後は2021年のような激しい上昇は予想されないものの、新たな動きが多い分多少の値上がりは期待ができます。新しいプロジェクトはないか、プロジェクトは成功しているかなど、それに応じた価格の変動に注視し、売買はタイミングを見極めて行いましょう。
柴犬コインの買い方
消費者庁は、日本において仮想通貨を購入する場合は金融庁・財務局に登録されている日本の取引所を利用する事を推奨しています。
現在、以下の取引所をはじめとする多くの日本の登録取引所で柴犬コインの売買が可能となっているようです。
- SBI VCトレード
- DMMビットコイン
- ビットフライヤー
仮想通貨の購入の際は基本的に取引所でのアカウント(口座)の作成が必要となります。アカウントの作成から売買までは以下のようになります。
- 取引所の登録ページより必要情報を入力
- 取引所より依頼される免許証、住民票等の本人確認書類を提出
- 本人確認書類の承認完了後、銀行送金やクレジットカード等の対象の決済方法で入金
- 入金額が反映されたら売買が可能となる
まとめ
仮想通貨は法定通貨のように安定した値動きをするわけではありませんが、パチンコとは違い市場動向が影響しているため、ただのギャンブルとは違う部分がたくさんあります。
また、銀行送金やクレジットカードとは違い、支払いに利用できる場面は限られているため、生活に支障をきたさない資金を確保した上で経済的に余裕のある範囲内での売買を行うことが大切です。仮想通貨を買う際は、常に最新の情報をチェックして売買を行いましょう。