スマートフォンやノートパソコンを持ち歩く現代人にとって、カフェや駅、空港、ホテルなどで提供され「無料の公共Wi-Fiは非常に便利な存在。しかしその一方で公共Wi-Fiはサイバー攻撃の温床でもあり、個人情報の漏洩や金銭被害に繋がる危険も孕んでいます。
特にオンラインショッピングや銀行アプリの利用、さらには暗号資産取引所やホットウォレットなど、金銭が関わる操作を行う際には細心の注意が必要です。
たとえ無料で使えるとしても、公共Wi-Fiの背後には悪意ある第三者が仕掛けた偽装ネットワークが存在することも少なくありません。そこでここでは、そうした危険を避けるための実践的なポイントを丁寧に解説していきます。
目次
1. VPNを使って通信を暗号化する
VPN(Virtual Private Network)はネット接続を暗号化してくれるサービスで、公共Wi-Fiを使うときの必須アイテム。VPNを使うことでネット上のやり取りが第三者に読み取られるのを防ぎ、たとえ同じWi-Fiに接続している誰かが悪意を持っていたとしても、あなたの情報を傍受するのは困難になります。
VPNには有料と無料のものがありますが、セキュリティを重視するなら信頼性の高い有料VPNを選ぶのが賢明です。
2. HTTPS接続を確認する
ウェブサイトにアクセスする際は、URLが「https://」から始まっているかを必ず確認しましょう。HTTPSはSSL/TLSという暗号化技術を使っていて、通信内容が第三者に傍受される可能性を減らしてくれるからです。
これは金融系サイトやゲーム関連サイト、ショッピングサイトにアクセスする際にも必須の習慣。銀行や株関連の金融取引サイト、アマゾンやアップルといった巨大企業だけでなく、安心して優良なオンラインパチンコサイトを紹介しているオンラインパチンコ 入門ガイドで取り上げられているクイーンカジノ、k8カジノ、bcgameといったオンラインパチンコ系プラットフォームでも基本装備としてHTTPSを導入していて、最低限のセキュリティが施されているというわけです。
HTTPS化されていないサイトはWi-Fiでの接続を控えるべきです。
3. 重要データへアクセスする場合は公共Wi-Fiでのログインを避ける
銀行やSNS、メールサービスなど、重要なアカウントにログインするのはそもそも避けた方が無難。ログイン情報が漏洩すると、不正アクセスによる被害が発生する可能性があるからです。やむを得ずログインする必要がある場合は、先述のVPNやHTTPSなど他のセキュリティ対策を併用しましょう。
特に暗号資産ウォレットやオンラインバンキングのアカウントなど、資産に直結するログイン情報は公共Wi-Fi経由で扱わないようにしましょう。
4. 自動接続機能をオフにする
スマホやPCには過去に接続したことのあるWi-Fiに自動で接続する機能がありますが、これが悪用されるリスクもあります。例えば以前接続した「Free_Wi-Fi」という名前のネットワークと同じSSIDを持つ偽のネットワークがあった場合、自動的に接続されてしまう可能性があります。
この自動接続機能は設定から簡単にオフにできます。特に外出先では、信頼できるWi-Fiにだけ手動で接続することを習慣にしましょう。
5. OSとアプリを常に最新に保つ
セキュリティの脆弱性は日々発見されていて、OSやアプリのアップデートはその脆弱性を修正する重要な手段。公共Wi-Fiに接続する前に、使用しているスマホやノートパソコン、ブラウザなどのソフトウェアが最新状態にあることを確認しましょう。
また、セキュリティソフトも導入して、常にアップデートしておくことが推奨されます。
6. 2段階認証(2FA)を有効にする
たとえログイン情報が流出しても、2段階認証を設定しておけば不正アクセスの被害を防ぐことができます。現在はSMS(ショートメール)や専用アプリ(Google AuthenticatorやAuthyなど)を使ったコード認証が主流です。
オンライン決済、暗号資産取引所、オンラインギャンブルサイトなどは2FAに対応している場合が多く、特に公共Wi-Fi環境ではその有効性が欠かせません。
7. ファイル共有機能をオフにする
公共Wi-Fi接続中は、自分の端末が他人にアクセス可能な状態になっていることがあります。特に「ファイル共有」や「AirDrop」などの機能がオンになっていると、意図せずデータが送受信されてしまう危険性も。
接続する前に、端末の共有設定やAirDropの受信設定を「オフ」または「知っている人のみに制限」しておくことが重要です。
8. 安全なサイトを利用する
公共Wi-Fiでのインターネット利用では、信頼できる安全なウェブサイトだけにアクセスすることを意識しましょう。たとえ検索エンジンの上位に表示されていても、公式に見せかけたフィッシングサイトであるケースが最近は急増しています。
9. なるべくログアウトする
公共Wi-Fi環境では、アクセスしたサービスからきちんとログアウトすることが非常に大切。セッションが残ったままだと、他人に端末を操作された際にアカウントを乗っ取られる恐れがあります。
特にスマートフォンやタブレットを持ち歩いている場合は画面ロックだけでなく、ログアウトも習慣づけるようにしましょう。
10. 自分の通信履歴をチェックする
公共Wi-Fi利用後は、自分の通信履歴やログイン履歴、アカウントのアクセスログなどをチェックしておくと安心です。不審なアクセスがあればすぐにパスワードを変更し、必要に応じてサービス事業者に報告することが被害拡大の防止になります。
また、暗号資産ウォレットなどではログが簡単に確認できるようになっているため、習慣的に利用履歴を見るようにしておくと安心です。