フィッシング詐欺の被害に遭わないために!効果的な3つの対策法

フィッシング詐欺の被害に遭わないために!効果的な3つの対策方法

あなたは「フィッシング詐欺」という言葉を聞いたことがありますか?ここ数年、本物を装ったメールやWebサイトを使ってユーザーを騙し、重要な個人情報やログイン情報を盗み取る手口による被害が増加しています。また、コロナ禍の巣ごもり需要でインターネットを利用する人が急増しており、こうした状況を狙われるケースが後を絶ちません。そこで今回は、危険なフィッシング詐欺に遭わないために効果的な〇つの対策方法をご紹介します。

フィッシング詐欺とは

フィッシング詐欺とは、正規の企業や金融機関を装って個人情報を盗み取るサイバー犯罪です。本物に見せかけたメールを送り付け、記載されたリンクから虚偽のWebサイト「フィッシングサイト」に誘導するという手口が多く使われています。名称の由来は、メールで人を騙して情報を盗む様子を魚釣りに例え、フィッシング詐欺と呼ばれるようになったとされています。

フィッシング詐欺 事例集

手口の内容を知ることで、被害防止につながります。ここでは、代表的なフィッシング詐欺 事例の3つをそれぞれ解説します。

①偽のお知らせ

銀行やクレジットカード会社を装って「偽のお知らせ」をメールやSMSで送り付け、悪意のあるWebサイトへ誘導するという手口があります。偽のお知らせには、それらしい文章が書かれており、記載のリンク先Webサイトで個人情報の入力を促します。悪意のあるWebサイトは本物と見分けがつかない場合もあり、詐欺と気付かずに個人情報を入力してしまったという事例が多発しています。不審なメールが届いた場合、記載されているURLは絶対に開かないように注意しましょう。

②フィッシングサイト

実在するECサイトや金融機関、SNSなどのWebサービスになりすました悪意のあるサイトのことです。もし、フィッシングサイトと気付かずに「ユーザーID」「パスワード」「口座番号」「クレジットカード番号」などを送信してしまうと、不正アクセスや不正送金といった被害を受ける危険性があります。さらに、これらの偽WebサイトはURLまで本物そっくりに作られているケースが多く、たとえ注意をしていてもフィッシング詐欺に引っかかってしまう可能性が大きいです。近年のスマホ普及やECサイトの利用増加に伴い、フィッシングサイトに騙される人が増加しているようです。

③偽の警告メッセージ

「ウイルスに感染しました」といった偽の警告メッセージを表示し、虚偽のサポートに誘導するというケースも存在します。これは、突然画面に「ウイルス感染」の警告文と「電話番号」が表示され、驚いて電話をかけたユーザーにウイルス駆除の料金を支払わせるという手口です。実際にはウイルスに感染していないため、もし電話をかけてしまっても冷静に通話を切ることで対処できます。

フィッシング詐欺を防ぐ効果的な対策3選

ここからは、フィッシング詐欺の対策をご紹介します。被害を防ぐためにも、効果的な3つの方法をぜひ実践してください。

①セキュリティソフトを導入する

フィッシング詐欺には、セキュリティソフトの導入が効果的です。セキュリティソフトは、詐欺の疑いがあるメールやサイトなどを検知できる製品も多く、導入することで被害を未然に防ぐことができます。また、嘘のウイルス感染もウイルススキャン機能で判断できるため、高額サポート契約といった詐欺に引っかかる可能性も低くなるでしょう。パソコン ウイルス対策はもちろん、フィッシング詐欺の予防にもセキュリティソフトは必須と言えます。

②むやみにURLを開かない

メールに記載されたURLをむやみに開く行動は望ましくありません。なぜなら、一見本物と思える内容でも実はフィッシング詐欺メールの可能性があり、記載のURLをクリックすることは危険だからです。送信元アドレスやリンク先のURLに不審な点がないかを確認し、ブラウザのブックマークから公式サイトにアクセスして確認することをおすすめします。

③パスワード以外の認証方法を利用する

Webサイトのログイン方法に複数の認証方式が用意されている場合、パスワード以外のものを利用してください。パスワードは簡単に突破されるだけでなく、複数のサイトで同じパスワードを使い回している場合も不正アクセスをされやすくなります。「2段階認証」「指紋認証」「SMS認証」といった高度な認証方式を利用することで、フィッシング詐欺の危険から身を守ることができるでしょう。

最後に

フィッシング詐欺は以前から存在していますが、2018年頃からネット通販の利用が増加したことに伴って被害が拡大しています。巧妙化するサイバー犯罪に対する意識を高め、注意してインターネットを使用しましょう。